SSブログ

9月の空とFuluで観た映画など [本・映画・TV・音楽など]

092211.jpg092215.jpg

9月の公園にて。風が強く、雲の形が刻々と変化していました。

092218.jpg

092217.jpg

092212.jpg

秋色には程遠いけれど、だいぶ過ごしやすい気候になってきました。

092204.jpg092208.jpg

モンローさんのスカートのように、花びらが風にあおられていました。

092209.jpg092207.jpg
いきなりですが、かつてヴィスコンティ監督の映画で主演を務めて
おられたヘルムート・バーガー様の往年のお姿と最近の画像を・・。
ソース画像を表示 → ソース画像を表示
ビヨルン・アンドレセン様も。存在感はありますが時の流れを感じます。
ソース画像を表示 → ソース画像を表示
というのも、高校生の頃から見たいと思って機会がなかったH・バーガー
主演の「ドリアングレイ」をfuluで配信していたので、1ヶ月間の無料
視聴サービスで映画やドキュメンタリーを鑑賞させて頂いたのでした。
 「ドリアン・グレイ 美しき肖像」時代背景を70年代に変えている為
     か、全体的に「刑事コロンボ」みたいな作りで、原作のような
     妖しさは感じられず。H・バーガー鑑賞と割り切って見ました。
     肝心の肖像画が何だかチンピラ風で美しくないんだよなあ・・。
 「プロヴァンスの休日」ほのぼのライフものかと思いきや、イージー
     ライダー世代が憤りながらも元気に活躍する良い映画でした。
 「100歳の華麗なる冒険」奇想天外でファンタジックで、ややブラック。
     老人ホームから抜け出した100歳の男性は、殺伐とした世を
     飄々と生きてきた爆弾マニアで・・面白かったです。
     「おじいちゃん」と一括りにしてみくびってはいけませんネ。 
 「君の名前で僕を呼んで」映画「思いでの夏」や古代ギリシャの同性愛
     嗜好をふまえて描く、青年と少年のひと夏の恋。続編も期待。              
 「ザ・ビーチ」ハラハラドキドキの連続で、ディカプリオが良い仕事を
     しています。コロニーものって理想を掲げていても、なぜか
     妙なルールや内輪もめから殺戮に発展してしまうので怖い。       
 「インセプション」こちらもディカプリオ。渡辺謙さんも登場。映像化
     にまずは驚愕。映画ならではの疑似体験を堪能しました。が、
     ライバル企業の御曹司を結果的に救ってしまったらミッション
     は失敗なのか?結末も現実なのか?など謎も多い。
 「ラブリーボーン」陰惨な事件と夢のような美しい光景の両極が描かれ
    る、ダーク・ファンタジー。主役は「二人の女王」や「わたしの
    若草物語」のシアーシャ・ローナン。「追想」も見てみたい。          
 「君に届け」少女漫画的な展開が懐かしく、三浦春馬と多部未華子が
    初々しい高校生を演じて好感が持てました。春馬さん、若い!
 「かぐや様は告らせたい」告ったら負けの恋愛頭脳戦?が馬鹿馬鹿し
    いけれど笑いながら見てしまいました。日本のコメディ映画は
    超金持ちと超天才がよく登場するような・・。
 「ヴェルサイユの宮廷庭師」ケイト・ウィンスレットが美しく逞しい
    女性を演じたら敵無し。ベルバラの庭師版が当時いたらスゴイ。   
 「アラン・デュカス 宮廷のレストラン」世界を飛び回るシェフが、ヴェル
    サイユ宮殿にお店をオープンする迄を取材。ヴェルサイユ繋がりで。
 「マヤ文明 地下洞窟の謎」最先端の機器で探査し潜水するドキュメンタリー
      ですが、鈴木亮平の「ミステリー遺産」の方が見応えがあった。
 「僕が跳びはねる理由」自閉症の当事者である東田直樹君の著書が世界中で
      自閉症の概念を変え、多くの人々を救っていることが判る作品。
      東田君は感性が素晴らしく、著書も希望が持てる内容なのですが
      映画は監督の苦悩の深さを反映したのかトーンが暗いのが残念。
 「鑑定士と顔のない依頼人」「蜘蛛女のキス」は、途中まで見て、以前鑑賞
     したことを思い出しました。(こういうのが増えて困ったもんだ。)
                  ※
今更ですが、8月~9月上旬に読んだ本や雑誌、写真集等の記録もついでに・・
といっても短編集は読みかけです。かなり偏っています。(^Д^)

 「kaze no tanbun 特別ではない一日」岸本佐知子、山尾悠子他
 「J・G・バラード短編全集3 終着の浜辺」柳下毅一郎監修、朝倉久志他訳
 「野呂邦暢作品集」(文藝春秋)
 「道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔」佐々木亨
 「あるがままに自閉症です」東田直樹  
 「新訳・茶の本 ビギナーズ日本の思想」岡倉天心著、大久保喬樹訳(電子版)
 「色の辞典」新井美樹(雷鳥社)
 「空の辞典」小河俊哉(雷鳥社)
   「ねじ式」つげ義春(小学館文庫)←昔立ち読みした漫画を今回は購入。
 「いつでも君のそばにいる 小さなちいさな優しい世界」リト@葉っぱ切り絵
 「もちまる日記」下僕
 「キス猫ーすりすり、ぎゅっ、と。」simabossneko(電子版)
 「Casa BRUTUS STAY HOTEL 癒しの宿」(電子版)
 「100分de名著 ボーヴォワール『老い』」上野千鶴子
 「ケアのカリスマたち 看取りを支えるプロフェッショナル」上野千鶴子
 「女ぎらい ニッポンのミソジニー」上野千鶴子
 「老いの福袋 ヨタヘロ期を明るく生きる」樋口恵子
 「九十八歳。戦いやまず 日は暮れず」佐藤愛子
 「人生は美しいことだけ憶えていればいい」佐藤愛子
 「認知症は接し方で100%変る!」吉田勝明
   「ケアその思想と実践 2」大熊由起子他編集
 「介護現場で使える看取りケア便利帖」介護と医療研究会・著
 「認知症ケアの達人をめざす 予兆に気づきBPSDを予防して効果を
   見える化しよう」山口晴保+伊藤美央緒+藤生大我
 「ケアのたましい 夫として、医師としての人間性の涵養」
            アーサー・クラインマン著 皆藤章・監修
 「私たちが命を守るためにしたこと 2019年台風19号
   障害者施設"けやきの郷”の記録」社団福祉法人けやきの郷・編著

nice!(46)  コメント(11) 

nice! 46

コメント 11

lequiche

ヘルムート・バーガーとビヨルン・アンドレセンの昔と今、
拝見しましたが…………う〜ん。(笑)
《八月の鯨》みたいな映画もありますからなんとも言えませんが。

ヘルムート・バーガーは《サロン・キティ》という
しょーもない映画を観たことがあります。
《地獄に堕ちた勇者ども》のパロディみたいなエロ映画で
サイテーな映画で笑えました。
ヘルムート・バーガー、自暴自棄だったのかもしれません。
by lequiche (2021-09-24 02:43) 

うりくま

> lequiche 様
二人ともヴィスコンティの映画ではあんなにも
輝いていたのに・・なんですよね~(><)。
相思相愛だったヴィスコンティと共に、彼も
永遠に喪われてしまったのかもしれません。
原作もH・バーガーも好きだったので期待し
てしまったのですが、こちらも枠組みを借り
たエロ映画?まあ、美青年なのでガン見しま
したけど。今やお笑い番組に自虐ネタで出て
いるそうです。(:--:)。

「ミッドサマー」(2019年)に出演した
ビヨルン・アンドレセンにも驚愕しました。
という事で8月のテーマは「老い」。衰える
一方の自分とどう折り合いをつけて生きてい
くか、いろいろと考えさせられました。
by うりくま (2021-09-24 22:11) 

JUNKO

風に揺れる花びらにマリリン・モンローさんを連想するなんてロマンチックです。
by JUNKO (2021-09-24 22:35) 

うりくま

>JUNKO様
ありがとうございます(m^^m)。
「7年目の浮気」のあのシーンです。
by うりくま (2021-09-24 22:58) 

coco030705

こんばんは。
うろこ雲、きれいですね。気候が変わるとちゃんと鱗雲になるのが不思議。雲の変化を見て、秋を感じるというのも好きです。

ビヨルン・アンドレセン、好きだったのに。俳優を辞めて何か他の仕事はできなかったのか。有名になったら難しいのでしょうね。

「君の名前で僕を呼んで」は大好きな映画です。主演の二人とも好き。ロケーションも音楽もすばらしい。映画館でも観て、DVDでも何度か鑑賞。最後は胸が締め付けられる本物の恋愛映画ですね。続編できるのかしら。待ち望んでます。
ティモシー・シャラメの「砂の惑星」10月公開が楽しみです。

「インセプション」面白い映画でしたね。さすがクリストファー・ノーランだなと思います。もう一度見たら、謎が解けるかな?

「ヴェルサイユの宮廷庭師」はみたいと思いながら、見逃していたので、今度観てみますね。
先日、友達が「ベルサイユのばらカレー」というのをくれました。バターチキンカレーなんですが、箱が池田理代子さんの「ベルばら」なんですよ!面白いでしょう。メーカーはちゃんとしたところみたいです。今はまだ、食器棚に飾っています。

本をたくさん読んでおられますね。
「キス猫ーすりすり、ぎゅっ、と。」読みたいです。電子版なんですね。

「100分de名著 ボーヴォワール『老い』」
上野千鶴子さんのレクチャー、観ました。面白いですね。でもちょっとついていけないところもあります。
by coco030705 (2021-09-25 00:13) 

ぼんぼちぼちぼち

ときの流れは残酷でやすなあ。
どんなに美しいかたもお年を重ねると、、、、、
by ぼんぼちぼちぼち (2021-09-25 12:25) 

のらん

美男おふたりが、自由奔放に年齢を重ねられていてステキ(^.^)
映画リストに「プロヴァンズの休日」があって、懐かしいです♪
by のらん (2021-09-25 14:06) 

うりくま

> coco030705 様
一日中空を眺めていたいけれどそうもいかないので、「空の辞典」(雲・風・光など空に関する美し写真と名前が多数載っています)
を寝る前に読んだりしています。ちょっと小さいのですが。。

「君の名前で僕を呼んで」は、coco様のブログを拝見してずっと
見たいと思っていました。恋をした時の心の揺れ(憧れや怖れ、衝動、切なさなど)が美しい情景と共に繊細に描かれていて、周囲の
人々も彼らの気持ちを否定せず、大切にしているのも良かったです。
(脚本のジェームズ・アイボリーが監督した「モーリス」も好き。)
元々続編の構想があったようなので、期待しています。

「宮廷庭師」は、期待した造園の過程は殆ど無く、愛憎劇や働く女性の苦悩が中心。主人公は深いトラウマを抱えながらも逞しいです。
ベルバラ関連商品は冗談キツイと思いながらも手に取ってしまいますね。マスカラとか。カレーは欧風なのでしょうか?食べてみたい!

「読んだ本」に挙げた電子版は、ポイント消化やセールを利用した
だけなので、全て紙書籍で出版されていますヨ。仲良しの外猫さん
の自然な姿を見ていると、なんだかとても癒されます。
「もちまる」はYouTubeで人気の甘えん坊の家ねこさんです。

フェミニズムには若い頃はあまり共感できなかったのですが、
自分や時代が変ったのか?今読むと頷けることばかりでした。
特に「女嫌い」は強烈すぎて気分を害される方も多そうです
が、それだけ日本は男尊女卑が染みついているのでしょう。
茨の道を切り開いてきた女性達が、高齢者問題を当事者として
取り上げるようになり、そのパワーが頼もしく思えます。ただ
先生方ほど収入がないと参考にならない所もあります(^Д^)。
by うりくま (2021-09-26 11:35) 

うりくま

>ぼんぼちぼちぼち様
持って生まれた美しさも放置していると・・。価値観は人それぞれ
ですが、美しさを磨いたり保とうとする意識があるかどうかで相当
違ってくるのでしょうね。郷ひろみのストイックさにはついていけ
ませんが、あれくらい努力しないと保てないものがあるのですね。
現状「小汚く」なっている自分もせめて「小綺麗」を目指したい
と、思うだけは思っています(^_^)。

>のらん様
おお、のらん様はお二人の現状に好意的ですね!確かにイケメン
を続けるのって、型にはまるみたいで窮屈そうです。俳優さんも
役のイメージのまま生きている訳ではないですものね。
「プロヴァンスの休日」、ご覧になっていたのですね。結末も
良く、思いの外掘り出し物でした。パリとフロヴァンス、祖父母
と孫の対比が判り易くてフランスでもそうなんだ、と妙に納得し
ました。遠出できない分、映画で楽しめるのは有り難いです。
by うりくま (2021-09-26 12:02) 

sana

刻々と変わる雲の形、綺麗ですね。
ピンクの花びら、風に揺れて、なるほどモンローさんのスカートのよう!だったのですね。
過ごしやすくなってありがたいですが、急な冷えには注意、かな。

ヘルムート・バーガーの今の姿ですか、なるほどですね。
もう結構な年齢だからやむを得ないかも…
ずうっと前、ヴィスコンティの没後そこまでたっていない頃に見た時は衝撃受けました。誰か支える人、ちゃんと使ってやる人いないのかと。まあ映画の中では特別美しく撮られているし、バーガーは監督というだけでなく、愛も生活も後ろ盾もすべてを失ってしまったのですから。
ビョルン・アンドレセンの方はあの時だけの美しさ、というのは元々ですよね。見た目もどんどん変わっていく年齢だし、演技者として完成されてはいなくて。
でも未熟なうちに有名になり過ぎたために大変だったかもしれませんね。
この1枚の写真だと、けっこう生かされているように見えます^^

あ、「ドリアン・グレイ」は昔見ましたが、期待外れだった記憶はあります。
はっきり覚えているのは「ヴェルサイユの宮廷庭師」ケーブルテレビか何かで見ました。
こういうのは欠かせない、好みの映画です。
>ケイト・ウィンスレットが美しく逞しい女性を演じたら敵無し。言い得てます~!
>ベルバラの庭師版が当時いたらスゴイ。
あはは、そうですよね。無名のままいい仕事をしていた女性ってたまにいたんじゃないかと思うし、史実は知らないですが~稀には名のある人も存在したかも!

フェミニズムの本や番組は最近ご無沙汰です。
強烈過ぎて現実とずれるほどな場合もありますが、本質的には差別は存在するから。
日本は日常に組み込まれているところありますね。
by sana (2021-09-27 13:29) 

うりくま

>sana様
エアコンの設定温度より屋外の気温の方が低くなっていた
りするので、うっかり風邪を引かないようにしたいですネ。
ヘルムート・バーガーは作品に恵まれず、使いにくかった
と聞いた事があったような・・元ファンとしてはヴィスコ
ンティの後追いをしなかっただけでも良しとするか・・。
「ドリアン・グレイ」も話題にならなかったのが頷けます。
「ベニスに死す」は演技力がどうこう以前に、あの時期
限定の美しさが重要だったという事で、なるほど納得です。

女性庭師はフィクションで、モデルはいないようです。
男女の役割がはっきり分れていた時代に女性指揮官が
登場するベルバラは、かなりぶっ飛んだ話なのですね。

若い頃はそこそこ持ち上げられて得をしていたためか、
フェミニズムやジェンダーの問題を切実に感じたことが
なかった気がしますが、上野さんの番組が面白かった為
、昔の著書もいくつか読んでみました。
「女嫌い」は天皇制から吉行淳之介、東電OLや秋葉原の
事件まで幅広く考察されていてグイグイ引込まれました。
上野さんは「こんな時代があったのか!と言われるよう
になってほしい」と仰っていて、共感してくれる男性が
増えてきた事に希望を感じていらっしゃるようです。
女性の中にある男尊女卑の思想が自己嫌悪に繋がってい
るというのも目から鱗で、考えさせられました。
by うりくま (2021-09-27 21:48) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。