国立西洋美術館・常設展 [アート]
多分10年に一度くらいしか見ていない西美の「常設展」。メトロポリタン美術館
展を先日見たら、久しぶりにこちらもゆっくりと鑑賞してみたくなりました。
フランク・ブラングィン「松方幸次郎の肖像」 / 「木陰」
国立西洋美術館の所蔵品の基礎となった松方コレクションは、川崎造船所(現・
川崎重工業)社長の松方幸次郎氏が商用で渡欧した際に収集を始められたもの。
収集に協力した友人・フランク・ブラングィン氏の作品も展示されています。
フランク・ブラングィン「共楽美術館俯瞰図」(←これは企画展にあります)
松方氏が構想しブラングィン氏に設計を依頼したこの美術館の計画は造船所
の破綻により頓挫してしまいますが、この案で実現してほしかったなあ。。
※
常設展というと個人的に思い浮かぶのは、クールベの「波」(企画展)や
「罠にかかった狐」 「狩猟者のいる風景」
ピーテル・ブリューゲル(子)「鳥罠のある冬景色」とか・・
あとは宗教画や、こういうスタンダードな作品が揃っているイメージがあります。
フラゴナール「丘を下る羊の群れ」 セザンヌ「ベルヴェの館と鶏小屋」
クロード・モネ「並木道(サン=シメオン農場の道)/ ウイリアム・アドルフ・ブグロー「少女」
今回はルノワール「帽子の女」/ 「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)
とロダンの「化粧するヴィーナス」の色っぽいコラボにドッキリしたり・・。
この作品もここにあったのかと再認識したものも・・(忘れていたとも言う)。
ルカス・クラーナハ(父)「ゲッセマネの祈り」 / ロセッティ「愛の杯」
ハンマースホイ「ピアノを弾く妻イーダのいる室内」/ 藤田嗣治「坐る女」
アンリ・マルタン「花と泉水」 / アルベール・バールトソン「雪の中の艀」
エドワールト・コリール「ヴァニタスー書物と髑髏のある静物」/フェルナン・レジェ「赤い鶏と青い空」
「版画素描展示室」も観られてお得ですが、集中力がなくなってきました。。
クロード・ロラン「羊飼い」/ピラネージ「連作<牢獄>第1版より表題紙」
3回も引きずった割には夏休みの宿題みたいなやっつけ仕事になってしまい、
欲張って撮影した画像も下記に詳細な解説付きで載っている事を後で知りま
した。早く言ってよ~。→ 常設展|国立西洋美術館 (nmwa.go.jp)
2022-07-18 23:33
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コメント(9)
あはは^^;
そうなんですよね。常設の作品はWebに解説付きで載ってるんですよww
でも載ってない作品もあったよ!
by リュカ (2022-07-19 07:10)
不勉強でお恥ずかしいのですが、
ロダンといえば、
「考える人」しか知りませんでした^^
「化粧するヴィーナス」、
確かに色っぽいですね^^
by 青山実花 (2022-07-19 18:59)
>リュカ様
「何を今更」な事ばかり言ってスミマセン!(><)
西美って、設備も取り上げる作品も古典的だと思って
いたけど進化に追いついていないのは自分でした。
QRコードで解説を聞けるものもありましたネ。
画像未掲載の理由は何か権利の問題でしょうか。。
>青山実花様
ロダンの彫刻はセクシーです♡ただの男女の絡みか
と思うと足元に生首があったりしますけど。(゚o゚;)
映画「カミーユ・クローデル」を見ると何て酷い奴
なんだと思いますが、作品は素晴らしいですね。
by うりくま (2022-07-19 21:01)
常設展は2、3度観ています。
松方コレクションの松方氏は恰幅の良い紳士という風ですね。この方のお蔭で私たちはすばらしい美術品に接することができているのですね。名画ばかりで、行きたい気持ちがつのります。
by coco030705 (2022-07-19 23:53)
>coco030705様
松方氏の熱意により、モネが譲った作品もあるとか。
莫大な資産+並外れた熱意を持つのがコレクターな
のですね。美術品は戦利品の一部になることも改め
て実感して、様々な意味で溜息が出てしまいました。
これらの名画を今私達が至近距離でじっくり眺めら
れるのは奇跡的なことなのかも、と思います。
by うりくま (2022-07-20 00:54)
国立西洋美術館リニューアルオープン記念の展覧会
コロナがまた感染拡大してしまったので・・・行くのは我慢です^^
うりくまさんのブログで見れてよかったです(^^)/
by mitu (2022-07-20 05:28)
>mitu様
高齢者と関わりが多い自分も、再び自主制限
生活?に戻りました。画像が暗くて見辛いの
で、宜しければ美術館のHPもご覧頂ければと
思います(m^^m)。
by うりくま (2022-07-20 11:44)
西洋美術館は行ったことがありません〜
個人で、こんなに収集されたなんて、スゴい(@@;)
ヴィーナスって、お化粧するんですね!
by のらん (2022-07-23 12:21)
>のらん様
紛らわしくて申訳ありません!今回載せた常設展の作品
の中には、松方コレクション以外に後から収蔵された物
も含まれているのですが、松方氏が1910年代~1920年
代に収集した浮世絵が約8000点、西洋美術が約3000点
というのはすさまじい爆買いですね。
確かにこの格好で化粧?とか、ファンデーションは全身
に塗りたくらないと境目が?等、気になってきました。
のらん様の視点、面白いです~(@^▽^@)。
by うりくま (2022-07-23 13:50)