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キリコと写本とやなぎ茶屋 [風景・花・旅・アート]

10年ぶりの大回顧展となる「デ・キリコ展」。東京都美術館にて開催中です。

(※休室日にご注意下さい。→ デ・キリコ展|東京都美術館 (tobikan.jp)

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上画像はレプリカを撮影できるコーナーで撮ったものだったと思います。
ギリシャ生まれのジョルジョ・デ・キリコ。簡潔明瞭な構成で広場や室内を描き
ながらも歪んだ遠近法、脈絡のないモティーフの配置、幻想的な雰囲気によって
日常の奥に潜む非日常を表した絵画を描き、サルバドール・ダリやルネ・マグリ
ットら多くの芸術家に影響を与えました。本展は70年にわたる画業を「イタリ
ア広場」「形而上的室内」「マヌカン」などのテーマに分けて紹介し、彼が手掛
けた彫刻や舞台美術も展示しています。(ほぼパンフレットより引用しました。)

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学生時代、不思議な夢の中に迷い込んだようなキリコの絵を見て衝撃を受けて
買った画集はまだ家にあります。当時のようなインパクトは薄れているものの、
「オデュッセウスの帰還」↑など、大冒険も部屋の中で起こったことなのでは、
と思わせるような哲学的な感じ、独創性、色彩は唯一無二。つるんとした人や
馬は、彫刻作品になるとフォルムの美しさがより際立つように感じられました。
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パンフレットがくしゃくしゃで見辛いですが、下画像左上の「南の歌」という作品
はルノワールに影響を受けたそうですが・・やはりキリコはキリコです(^^;)。
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同じく上野公園内にある国立西洋美術館の「内藤コレクション 写本 いとも優雅
なる中世の小宇宙」展にも立ち寄りました。詳細はこちらをご覧ください。↓
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『印刷技術のなかった中世ヨーロッパにおいて、写本は人々の信仰を支え、知の伝達
を担う主要な媒体でした。羊や子牛などの動物の皮を薄く加工して作った紙に人の手
でテキストを筆写し、膨大な時間と労力をかけて制作される写本は、ときに非常な贅
沢品となりました。またなかには、華やかな彩飾が施され、一級の美術作品へと昇華
を遂げている例もしばしば見られます。』(本展HPより) 
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2015年度に筑波大学・茨城県立医療大学名誉教授の内藤裕史氏から一括寄贈された
写本零葉(中世から近世初頭に制作された聖書、時祷書、聖歌集等の写本から切り
離された紙葉)のコレクションを中心とした約150点で構成され、圧倒されます。
装飾を再現する過程を動画で見ることもでき、丁寧な手仕事に溜息が出ました。
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ところで今回の上野行きは、抹茶好きの息子を「やなぎ茶屋」ecute上野店(公園口
改札外の2階)に連れて行くのが本来の目的でした。息子は幼少時、何でも〇や△で描
いていた時期があり、家の納戸のカオスぶりがキリコ風なので親近感が持てるかと思っ
たのですが(^^)写本展の方が良かったそうです(空いていたから?)。ゴメンネ。   

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抹茶チョコレートラテ、抹茶パフェ、海老とアボカドのクリームおうどん・・だった
かな?改めて見てみるとカロリーが凄そう。6千歩は越えたのでまあ良しとするか。

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