和のあかりx百段階段 [アート]
ホテル雅叙園東京の「和のあかり×百段階段2019~こころの色彩~」展に
行きました。ホテルの敷地内には昭和10年に建てられた木造建築、通称
「百段階段(実際は99段)」があり、その階段廊下に面した7つの部屋が
展示会場となっている、夏の人気企画なのだそうです。
エントランスには青森のねぶた師・北村春一さんの迫力ある作品が。
「魚礁の間」には長崎のランタン。遠出しない夏休みに「日本全国 灯り巡り」
で、ちょっとした旅行気分を味わうことができます(*^O^*)。
山鹿灯籠浪漫の和傘と鹿児島の切り絵師・青木文明さんのコラボ。青木さん
は事故で利き手を負傷し、リハビリの為に切り絵を始められたそうです@@。
「十畝の間」を青い異次元空間に変えたのは、放置竹林をインテリアやアートに
生かす活動をされている宮崎のNITTAKEさん・・ってことは、これは竹なのか!
浴衣の藍染め等の技法の1つである「籠染め」を行う所が越谷市の中野形染工場だけ
になってしまったそうです。その伝統的な柄と籠(円筒形の真鍮の型)作りの技術を
保存するためにハナブサデザインとタイアップして生まれたのが、この「籠染灯籠」。
光と影が織りなす繊細な文様が四方に広がり、素晴らしく魅力的でした。
浮世絵を元に作られたうちわの影が見事な影絵になっている作品もありました。
江戸切子・山田硝子加工所さん、照明塾を主催されている橋田裕司さんの作品。
漉工房・高山しげこさんの照明、かんざし作家榮さんの簪も良かったなあ。
下は素焼きの人形と照明、博多弁を合わせた灯りのオブジェ「あかり絵」。
造形作家の入江千春さんがほのぼのとした懐かしい光景を再現されています。
紹介しきれない程多くの作家さんと伝統工芸の新しい形を知ることができる
「和のあかり」展は、階段の上り下りが運動にもなる?充実した展示でした。
チケットは1600円とお高めですがオンライン購入で300円引きになります。
2019-08-15 02:47
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コメント(5)
和傘の集合体が、
とても綺麗ですね。
行ってみたいです。
by 青山実花 (2019-08-15 07:51)
「和のあかり」展、どれも心和らぐ素敵なあかりですねぇ( ^ω^ )
百段階段、いろいろな催しをやってますよね=(^.^)=
かみさんも何ヶ月か前に「ニャンコ展」をかみさん母とかみさん妹と
見に行って土産を買ってきてくれましたw
by ニッキー (2019-08-15 17:49)
>青山実花様
和傘で壁面が埋め尽くされた部屋、綺麗でした。
浴衣を着ている女性もいて(着付と食事付き
プランあり)階段は大変そうだけどSNS映え
しそうだなあと思いました。色とりどりの動物
の切り絵もあったしお時間がありましたら是非。
>ニッキー様
暗闇の中に浮かび上がる灯りは落ち着きますね。
近くにいたお客さんが「ねこ展の時は・・」と
話していたので調べてみたらすごく面白そう!
来年もあったら行きたいです。奥様のご実家の
皆様もねこ好きでいらっしゃるのですね~
by うりくま (2019-08-15 21:20)
とても楽しく美しい作品の数々。私は蛇の目傘の展示が好きです。
こんなアートを身近で観られて、うらやましいです。
by coco030705 (2019-08-15 23:46)
>coco030705 様
有難うございます。和傘は人気がありますね。
今回の展示は建築物との相性もよく素敵でした。
この和傘は竹と共に熊本県山鹿温泉などで行われ
る百華百彩というイベントで使われているものの
ようです。 http://yamaga100.com/
素晴らしい伝統工芸も需要がないと廃れてしまう
し、現代風にアレンジしたりアートとして技術を
継承している事を広く伝えられるこの様な展示、
もっと全国展開してほしいと思いました。
私は本物のお祭りを見た事がなくTVで見るだけ
なので、小規模でも鑑賞できて嬉しかったです。
by うりくま (2019-08-18 01:18)