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扉の向こう側にある世界 [アート]

去年末に京橋のギャラリー椿でScope作家・桑原弘明さんの大規模な

個展が開催され、新作を含む60点もの作品が前期・後期に分けて公開

されました(私は残念ながら前期しか行けず)。

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↑↓2023年の卓上カレンダーより。スコープは、金属製の小箱の穴に
ペンライトを当てて正面のレンズを覗くと、幻想的で耽美な世界を
垣間見ることができるという、超絶技巧の美術品なのです。
IMG_20230121_211524.jpg画像
左上は人気投票で1位を獲得した新作の「鮮明な夢を見た」。
パーツの驚異的な小ささが判るよう、桑原氏のツイッターから右上の
画像もお借りしました。 桑原弘明(@scope_3)さん / Twitter 
      IMG_20230121_214529.jpg
ポストカードを見て憧れていた「雪の女王」も、今回初めて実物を
拝むことが出来ました。ヽ(^o^)丿美しいです・・。シャンデリア
には本物のダイアモンドが使われているとか。桑原さんのScopeは
車が買える位のお値段ながら、販売直後に売り切れてしまいます。
         ※ ※ ※ ※

今年(2023年)の2/25~3/7には、京橋に移転したスパンアートギャ

ラリーで桑原さんを含む11人の作家さんによる合同展示がありました。

   「扉の向こう側にある世界」(スパンアートギャラリー)

画像
スマホでは綺麗に撮れず、↑↓の2枚も桑原さんのTwitterよりお借りしています。
画像 画像
桑原氏の新作「夜もすがらきららに輝き」↑。ペンライトの位置を変えると、
全体が夕焼けのような色に変わり、時の流れまで感じられる作品でした。
230309.jpg230311.jpg
                ギャラリー内の様子
230312.jpg 230321.jpg                    
         日野まき              島津さゆり
230315.jpg 230310.jpg
   本田小夏              菊地拓史
今回の展示はどれもこれも好みの路線。ちょっとシュールでファンタジックな
世界を堪能させて頂きました。扉や鍵穴の向こう側に広がる世界に魅かれてし
まうのは、人間のサガなのでしょうか。(人間だけではないかも・・。)                   

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TaekoLovesParis

全く知らない世界ですが、おもしろそうですね。万華鏡は好きですが、似たところもあるかしら。

by TaekoLovesParis (2023-03-07 00:16) 

うりくま

> TaekoLovesParis 様
万華鏡、私も大好きです。鏡や光を利用していて
覗き穴の向こうに素晴らしい世界が広がっている
ことなど、共通点も多いですね。
Scope鑑賞は老眼が進むと厳しいものがありますが、
作品を鑑賞するためレーシック手術を受けた愛好家
もいるそうです。タルコフスキーやフェルメール等
がお好きであれば是非鑑賞して頂きたいと思います。
by うりくま (2023-03-07 22:40) 

lequiche

これは知りませんでした。
こういうものがあるのですね。
ご紹介ありがとうございます。
でも現物を入手するのはほとんど不可能ですね。
(不可能というか、予算がないわけで…… ^^;)
by lequiche (2023-03-08 00:57) 

うりくま

> lequiche 様
極小パーツが箱の中に入っており、ライトの当て方で
何故1~3パターンの景色が見えるのか不思議なのです。
実際に見た時の感動が伝えられず、もどかしいです。
私も買えるのは紙もの(カードとか)だけです(涙)。
作品は抽選に応募しても倍率が高く、手に入れるには
運も必要みたいです。個展の3日前から徹夜で並ぶ
強者も何人かいるという噂です(@@)。
by うりくま (2023-03-08 23:59) 

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