秋の白川郷で。

香嵐渓からバスで３時間程北上し、岐阜県の白川郷・荻町地区へ。両手を

合わせた様な合掌造りの集落群は、ユネスコの世界遺産に登録されています。

山間の鄙びた風景はとても趣があり、世界中から注目されるのも頷けます。

冬には雪の降らない地域から雪景色を見に来られる外国の方が９割近くに

なるそうで、この日もイスラム、中国系と思われる方が大勢おられました。

白川郷最大級の「長瀬家」は元漢方医の家屋で５階建て(ﾟoﾟ;）。

1階は生活の場、２階は使用人の寝所、3.4階は養蚕の作業所、5階

は薬草の干し場だったそうですが、現在は生活・医療・農業用具等

が展示されており、見学できます。（明治２３年完成）

荻町地区は民宿やお食事処、資料館として見学できる家屋以外に普通に

生活されている方もおり、今でも「結」という互助組織が茅葺き屋根の

葺替え作業を行っている貴重な集落でもあるそうです。

・・が、生活するには不便で維持するのも大変、私有地に連日観光客が

押し寄せるこの集落に住む方は年々減少しているという事でした（＞＜）。

生活の維持と集客のバランスは、京都など各所で問題になっていますが、

「観光立国になると、ある日あなたの家を見知らぬ観光客が取り囲み撮影

する日がくるかもしれない（普通の日本人の生活を見たいとの理由で）。」

という記事を読み、撮影に熱中しすぎて生活する人への配慮を忘れないよう

気をつけなくては、と反省。。自分の家の周辺が将来「昭和の廃墟群」と

云われて撮影スポットになったら・・等と、つい考えてしまいました。

コメント 9

こんにちは。
私も白川郷へ行ったことがあります。だいぶ前ですので、外人さんはほとんどいませんでした。
先日金沢へ行ったのですが、ヨーロッパ人が多く、もちろん中国人などもいました。たぶん京都などより金沢のほうがコンパクトで観光しやすいのでしょうね。武家屋敷跡などもいっぱいでしたよ。ここも一般住宅があるので、ちょっと迷惑かもしれませんね。
by coco030705 (2019-12-01 16:24) 

＞ coco030705 様
こんばんは！以前はもう少し静かでゆっくり
見て回れる所だったのでしょうか。最近はどこ
に行っても外国人の方が多くなったと感じます。
金沢も以前はそんなことはなかったけれど。。
（21世紀美術館に行きたい！）海外ではオーバー
ツーリズムが問題になって、観光客を制限する
動きもあるようですね。ちゃんと気配りしている
方もいらっしゃいますが、自分はカメラを構える
と無遠慮になりがちなので、自戒しなければと
思っています。。（ｍ－－ｍ）

by うりくま (2019-12-01 20:55) 

雪に埋もれた茅葺屋根の白川郷は
本当に絵になるので、外国の方も多いでしょうねぇ(*_*)
前に北海道に中国とかからの観光客が押し寄せてきた時に
私有地とかもお構いなしに立ち入られて困ったとTVでも言ってました(*_*)
「観光立国」になる弊害も多そうです・・・
by ニッキー (2019-12-01 20:59) 

＞ニッキー様
写真でしか見たことがありませんが、幻想的で
素晴らしい景観なのでしょうね。海外の方の
情報収集力にも驚きますが、振り返ると自分も
海外では浮かれていた気もしますし(＾＾；）、
観光地に行くと外国の方が急増したと感じます。
日本では社内旅行や保養地も減って節約志向で
観光地は外国人頼みになっているのでしょうか。
by うりくま (2019-12-01 21:41) 

わたしは冬に行きました。
若い頃に行ってしまったので、今、じっくり散策してみたいよーーーって思っちゃう^^
by リュカ (2019-12-02 20:29) 

＞リュカ様
冬に見学されたのですね！いいなあ～。。
ユネスコの文化遺産に登録されてから２０年
以上経つので、既に訪問されている方も多い
と思いますが、菜の花やコスモスなどを見に
また別の季節に行くのも良さそうですね。
by うりくま (2019-12-02 22:57) 

これはもう、テレビドラマや映画のロケ地でそのまま使えますね
by いっぷく (2019-12-03 17:31) 

へえ、実際に住んでいるかたもおられるのでやすか。
そうでやすよね、毎日、観光客が家のまわりにいっぱい、、、大変そうでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2019-12-03 19:56) 

>いっぷく様
確かに映画やドラマに出てきそうな絵になる
風景でした。集落全体が日本の原風景の様な
雰囲気を損なう事なく保っていました。

＞ぼんぼちぼちぼち様
大内宿のように街並みの外観を保存し、
観光用の店舗になっている所もあります
が、ここは宿泊できる所もありました。
観光バスで団体客が来るから大変、と言って
いる自分も、その一人でしたが。。(^Д^)。
by うりくま (2019-12-04 12:11)