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シダネルとマルタン展 [アート]

SOMPO美術館で開催中の「シダネルとマルタン展」。(6/26迄)感染者数

急増で行けなくなったハマスホイ展の二の舞にならぬよう早めに行こう・・。

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ほぼ同時期にパリの国立美術学校で学び、印象派を継承した二大巨匠、

アンリ・マルタンとアンリ・ル・シダネル。油彩を中心にした約70点

でその足跡を辿る、国内初の二人展です。シダネルの「食卓シリーズ」

が大好きなので、楽しみにしていました。

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        アンリ・マルタン「二番草」

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    アンリ・マルタン「ガブリエルと無花果の木」

南仏の明るい陽光を描くマルタンと、フランス北部の淡い光や月明かり

を描くシダネルの絵は対照的(実際のマルタンは画像より明るい)です

が、どちらも穏やかで美しい。今のような状況下では尚更、憧れます。

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 アンリ・ル・シダネル「ジェルブロワ、テラスの食卓」

「ヴェルサイユ、月夜」(散歩コースだったとは羨ましい環境。。)

「モントルイユ=ベレー、朝」等、全てが素晴らしく溜息ものでした。

廃れていたジェルブロワの町がバラで有名になったのも、シダネルの

作庭がきっかけだったとは知りませんでした。(下記をご参照下さい)

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SOMPO美術館といえばゴッホの「ひまわり」ということで(撮影OKです[グッド(上向き矢印)]
ウクライナ支援のための募金も行われていました。エレベーターに貼られた
ポスターの「平和がいま、枯れかけている。(中略)平和は手をかけなければ
育ちはしない」という文言に共感し、読みながら頷いてしまいました。

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長かった美術館の名称がスッキリして、美術館が"富士の裾野に象がいる”

みたいな形になってから行ったのは、今回が初めてでした(^^:)。

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下の画像は、ミュージアムショップ兼カフェの窓から見たビル群。

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高層ビルで働いていたのは、もう30年以上前か・・[ダッシュ(走り出すさま)]。本社が移転し、

会社自体も無くなってしまうなんて、当時は想像もしなかったなあ。

この辺は建物も増えたけれど、樹木も青々と成長していますね~。

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液晶が破損した為スマホを買い換え、新しいカメラ機能を使うのも今回が初めて。

せっかく解像度が高くても、ブログにアップする時に容量オーバーで縮小せざる

を得ないのは仕方ないのでしょうか。いまいち判りません。グーグルレンズで物

の名前(の候補)が検索できるのは面白いですネ。(今更なんですが。)

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     ヒメウツギ      コバノランタナ   Tendon(と出たww)

   (損保ジャパンの植栽と、隣の野村ビル「天吉」の天吉丼です。)

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coco030705

こんにちは。ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか。
私はこの間、京都の小さい画廊で。知り合いの方がテンペラ画の展覧会をなさっているのを観に行ってきました。グループ展で、1人3枚しか出していないのですが、テンペラ画というのが非常に手間のかかるものらしくて、3枚出すのがやっととおっしゃっていました。
文楽人形、美しい鳥、そして最後の晩餐のイラスト画のようなものを描いていて、とてもよかったです。色が大変きれいに出ていました。

テンペラは、乳化作用を持つ物質を固着材として利用する絵具、およびこれによる絵画技法。テンペラは、混ぜ合わせるという意味のラテン語 temperāre を語源とするイタリア語 tempera からの借用語です。
卵テンペラには、油彩画のような黄変・暗変を示さないという特徴があり、経年による劣化が少なく、数百年前に制作された作品が今日でも鮮明な色彩を保っているのだそうです。

ところでSompo美術館、リニューアルしたのですね。前の損保美術館には何度が行きました。とてもいい展覧会を開催していますね。
今回のアンリ・ル・シダネルは、京都駅の伊勢丹内にある「美術館駅」でかなり前に観ました。魅力的な薔薇の幻想的な絵がすばらしかったです。アンリ・マルタンは知らなかったのですが、はっきりした色彩でいい絵ですね。
最後のゴッホのひまわり、やはりすばらしいですね。

また東京の美術館巡りに行きたいと思っています。
by coco030705 (2022-05-03 19:31) 

うりくま

>coco030705様
実は足腰腕の痛みで鎮痛剤に湿布、リハビリしな
がらの美術館巡りです(^Д^)。ブログもボーッと
して支離滅裂ですが、感動するとつい、記録を残
したくなってしまって・・。

京都の画廊でテンペラ画鑑賞とは、良いですね~。
テンペラというと宗教画のイメージが強いですが、
敢えて手間がかかるテンペラ画に現在も取り組まれ
ている方もいらっしゃるのですね。面白そうです。

SOMPO美術館は2020年夏にリニューアルしました。
混雑することが少ない穴場の美術館だと思います。
初めて見る作品が多く、行った甲斐がありました。

「ゴッホのひまわり」購入のニュースは、勤務先が
近かったため、職場でも話題になっていました。
美術に興味がなかった課長が見に行って感激されてい
たので、文庫版の画集をプレゼントしてゴッホの素晴
らしさを語り合ったことなど懐かしく思い出します。

コロナで見送ってしまった展示も数多くありました。
気をつけながら出かけられるようになると良いですね。
by うりくま (2022-05-04 00:17) 

リュカ

あー、やっぱり観に行きたいなあ〜ww
by リュカ (2022-05-04 07:54) 

うりくま

>リュカ様
シダネル、マルタンの作品をまとめて鑑賞できる機会
はあまりなさそうなので、貴重かと思います。
図録のレイアウトが妙で、絵画が写真と同じ頁にあっ
たり頁をまたいでいたりするのと、予約・支払い方法
が面倒なのが残念でしたが、展示自体は良かったです。
(この日は当日券でも入れたようです。)
by うりくま (2022-05-04 10:29) 

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