さきたま古墳公園 [風景・花など]
映画「翔んで埼玉」のヒットを祝し、「県名発祥の地」という説がある行田市を
訪問しました。というのは冗談ですが、「埼玉村」の石碑は映画に使えそうな渋さ。
魔夜峰央さんの原作漫画には爆笑しましたが、魔夜さんが横浜に引っ越して連載が
中断し、結末がわからずじまいでした。埼玉あるあるネタと郷土愛に溢れていると
いうこの映画、実はまだ見ていないのですが(笑)、キャストがユニークですね。
話が逸れましたが、行田にある埼玉(さきたま)古墳公園は桜の名所でもあります。
「丸墓山(まるはかやま)古墳」は見事な桜と眺望が楽しめる円墳です。
頂上からの眺め↓。「のぼうの城」のモデルとなった「忍城」も見えました。
丸墓山古墳とこちらの「稲荷山古墳」の2基は登ることが出来ます。
角度によってはピラミッドみたいにも見えます。
大阪に住んでいた頃は仁徳天皇陵古墳が好きで何度か行きましたが、稲荷山古墳も形が
よく似た前方後円墳です。しかし考えてみると、昔の偉い方のお墓の上に後世の凡人が
土足で登っても良いのかな(^^;)。歴史を学びながらお花見できる貴重な公園でした。
市民の森・SNOWFLAKE [本・映画・TV・音楽など]
見晴公園の道をはさんだ向こう側にある「市民の森・見沼グリーンセンター」
にも立ち寄りました。園内にはリス舎もあります(画像は3/31のものです)。
芝生広場を取り囲む花束のようなソメイヨシノや、風になびく枝垂れ桜。自然の
造形美にみとれながら、「芸術は自然を模倣する」という言葉を思い出しました。
入口の花壇でひっそりと咲いていたスノーフレークも大好きな花です。
ポール・ギャリコの「雪のひとひら(SNOWFLAKE)」という小説は、この花の
様に健気ではかない雪片(女性)の一生を描いた心洗われるファンタジーです。
翻弄されながら自分は何のために生まれてきたのかと自問し続ける雪のひとひら。
矢川澄子さんの翻訳も、タイトルが箔押しされた装丁も美しく気に入っています。
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